はじめに
バス釣りの初心者が最初に手にするワームは、ほぼ確実にグラブワーム、特にQuiver Shrimpです。
その後、経験を積むにつれて、シャッドテールを試してみる。こうしたステップアップが自然な流れです。
しかし、ここで多くの初心者が陥る落とし穴があります。
それは、「シャッドテールの方が釣れるから、これからはシャッドテール一本で行こう」という思い込みです。
実際には、季節ごとに、グラブワームとシャッドテールの有効性は大きく変わるのです。
本記事では、グラブワーム(Quiver Shrimp 2.6インチ)とシャッドテール(E’z Ringer 4インチ)という、イージーラボの2つの主軸製品を、春夏秋冬の季節ごとにどう使い分けるべきかについて、詳しく解説します。
グラブワームとシャッドテールの本質的な違い
グラブワームとシャッドテールは、見た目は似ていますが、その性質は全く異なります。
グラブワームは、自然界の甲殻類をできるだけリアルに表現したワームです。
ボディは短く、脚は太く、シルエットは甲殻類そのもの。
そのため、操作による微細な動きが、バスに対して「生きた甲殻類が動いている」という認識を与えるのです。
一方、シャッドテールは、尾の楕円形が特徴です。
この尾がもたらす独特な波動により、バスに対して「生きた小魚が近づいてきた」という認識を与えるのです。
つまり、グラブワームは「誘い込む系」で、シャッドテールは「呼び寄せる系」なのです。
この本質的な違いが、季節ごとの使い分けの基礎となるのです。
春のワーム選択戦略
春は、バス釣り初心者にとって最も釣りやすい季節です。
バスは産卵に向けて浅場に移動し、活性が急上昇します。
春の初期段階、特に2月から3月の水温が低い時期は、グラブワームが有効です。
Quiver Shrimp 2.6インチで、シャロー周辺のボトムを丁寧に探ると、産卵前のバスが反応しやすいのです。
この時期のバスは、まだ完全に活性が上がっていないため、強い波動よりも、自然な誘いが有効なのです。
春中盤、4月中旬から5月初旬の春爆シーズンには、両方が活躍します。
ただし、この時期はシャッドテールのE’z Ringer 4インチの出番が増えます。
活性が高まったバスは、より強い波動に対して積極的に反応するようになるのです。
春の釣り方のコツは、「朝はグラブ、昼間はシャッドテール」という時間帯による使い分けです。
朝のまだ活性が低い時間帯にはグラブを使い、太陽が高くなってバスの活性が上がったら、シャッドテールに切り替える。
この使い分けにより、春を通じての釣果が大きく向上するのです。
夏のワーム選択戦略
初夏から盛夏にかけて、バスは深場に移動し、活性は急低下します。
この時期、シャッドテールは出番が大きく減ります。なぜなら、深場のバスは、強い波動に対して警戒心を高めるからです。
夏のワーム選択は、ほぼグラブワーム一択に近いのです。
Quiver Shrimp 2.6インチで、深いカバー、ウィード周辺、流木の根元といった、バスが隠れ場所を求める場所を丁寧に探ることが、夏の釣果を左右するのです。
特に盛夏の昼間、水温が30度を超えるような厳しい環境では、グラブワームのコンパクトさと、操作による微細な誘いが、唯一バスに訴える手段となるのです。
夏においてシャッドテールが活躍するのは、極めて限定的です。
水が濁った日、早朝や夕方の活性が高い時間帯といった、条件が限定された場面に限られるのです。
秋のワーム選択戦略
秋は、春に次ぐハイシーズンです。水温が適温に下がり、バスの活性が徐々に上昇します。
この時期、グラブワームとシャッドテールの両方が活躍するようになります。
秋の初期段階、特に9月から10月初旬は、グラブワームの出番です。
まだ水温が高く、バスの活性がやや低い段階では、丁寧な誘いが有効なのです。
Quiver Shrimp 2.6インチで、ボトムを丹念に探ることが基本となります。
秋中盤から後期、10月中旬から11月にかけては、シャッドテールのE’z Ringer 4インチが活躍の場を広げます。
バスの活性が高まり、冬越しに向けた栄養補給の時期に入るため、より強い波動が有効になるのです。
秋の釣り方のコツは、「初期はグラブ、後期はシャッドテール」という段階的な切り替えです。
同じ秋でも、水温の変化に応じて、使用するワームを段階的に切り替えることで、秋全体での釣果が向上するのです。
冬のワーム選択戦略
冬は、バス釣り最難関のシーズンです。水温が最も低く、バスの活性が最も低い季節です。
この時期、シャッドテールはほぼ出番がありません。
強い波動は、低活性のバスにとって脅威となり、むしろ警戒心を高めるだけなのです。
冬のワーム選択は、グラブワーム以外の選択肢がないと言っても過言ではありません。
Quiver Shrimp 2.6インチで、ボトムを丹念に、時間をかけて探ることが、冬釣りの基本なのです。
冬のグラブワームの使い方は、「動かさない」に近いのです。
ボトムに落とした後、ゆっくりと引く、あるいは止めて待つという操作が中心になります。
低活性のバスに対して、わずかな動きが食いつくチャンスを与えるのです。
冬においてシャッドテールが活躍することは、極めてまれです。
冬の釣り場全体を見ても、シャッドテールを使っている釣り人はほとんど見かけません。
グラブワームで冬を学ぶことが、バス釣り初心者にとって最も重要な修行なのです。
季節別ワーム使用率の目安
初心者がわかりやすくするために、季節ごとのグラブワームとシャッドテールの使用率を、簡潔にまとめます。
- 春初期(2月から3月):グラブ7割、シャッドテール3割
- 春中盤から後期(4月から5月):グラブ5割、シャッドテール5割
- 初夏から盛夏(6月から8月):グラブ9割、シャッドテール1割
- 秋初期から中盤(9月から10月中旬):グラブ6割、シャッドテール4割
- 秋後期から初冬(10月中旬から11月):グラブ4割、シャッドテール6割
- 冬(12月から1月):グラブ10割、シャッドテール0割
これらの使用率は、平均的な釣り場での目安です。
フィールドの特性や水温によって変動しますが、この基本的な考え方を念頭に置いて釣りを進めることで、初心者でも季節ごとの釣果向上が期待できるのです。
初心者が陥りやすい罠
初心者が季節別の使い分けで陥りやすい罠は、「一度有効性を発見した方を、季節を通じて使い続ける」ことです。
例えば、春爆でシャッドテールが大活躍したから、そのまま夏もシャッドテール一本で行こうとする。
あるいは、冬にグラブワームで苦労したから、春もグラブワーム一本で行こうとする。
このような思考に陥ると、釣果は大きく低下してしまうのです。
釣りの成長は、「季節ごとに何が最適か」という判断を、何度も何度も実践することから生まれるのです。
その判断能力が確立されれば、新しい釣り場でも、未経験のシーズンでも、自動的に最適なワームを選択できるようになるのです。
複数ワーム持参の重要性
季節別の使い分けを実践するには、グラブワームとシャッドテール、両方を釣り場に持参する必要があります。
最小限の構成なら、Quiver Shrimp 2.6インチ(グリーンパンプキン系2色)とE’z Ringer 4インチ(ブラック、スカッパノン、ブルーギル)で十分です。
この構成があれば、春から秋までの季節的な変化に対応し、柔軟にワームを切り替えることが可能です。
経験を積むにつれて、色数やサイズのバリエーションを増やしていくというステップアップが自然な流れになります。
水温とワーム選択の関係
季節だけでなく、「その日の水温」もワーム選択に影響します。
一般的には、水温が15度以下の場合はグラブワーム、15度から20度の間では両方が活躍、20度以上ではシャッドテールの活躍が増えるという傾向があります。
初心者は最初、水温計を持参して、その日の水温を測定しながら釣りを進めることをお勧めします。
複数回の釣行を通じて、「この水温ならこのワーム」という判断基準が自動的に身につくのです。
釣行記録の重要性
季節別のワーム使い分けを習得するなら、簡単な釣行記録をつけることをお勧めします。
日付、気温、水温、使用したワーム、釣果という5つの項目を記録するだけで十分です。
数ヶ月分の釣行記録を見直すと、「この季節ではこのワームが有効」という傾向が明確に見えてくるのです。
この記録こそが、初心者から中級者へのステップアップを加速させる、最も有効なツールなのです。
さいごに
グラブワームとシャッドテール、両方を知ることが、バス釣りの成長の第一段階です。
そして、春夏秋冬、季節ごとにどう使い分けるべきかを理解することが、第二段階なのです。
Quiver Shrimp 2.6インチとE’z Ringer 4インチ。
この二つのワームを相棒として、春から冬までの通年釣りを経験すれば、あなたのバス釣りは確実に次のステージへ進むのです。
季節の変化を感じながら、ワームを選び、釣りを進める。
そうした一連の過程こそが、釣り人としての真の成長をもたらすのです。
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